通販の商品同梱ツール(販促物)の考え方 (4) 商品パンフレット(後編) ~構成内容~
今回は商品同梱初回ツールの4回目、
「商品パンフレット」の後編~構成内容~ です。
前回は商品パンフレットの目的や必要性についてお伝えしました。
▶前編についてはこちらをご確認ください◀
今回はそのコンテンツについて、具体的な項目をご紹介します。
実際には様々な組み合わせのバリエーションがありますが、基本的な内容を下記に挙げてまいります。
【商品パンフレットのコンテンツ】
次にご紹介する構成を見ていただくと、気づかれることがあると思います。
基本的にはLPで表現されているような内容なのです。
お客様は購入後に商品の内容を確認するために、再度LPを見ることはあまりありません。
また、紙媒体であれば尚更広告物をもう一度見ることはありません。
だからこそ、同じコンテンツを「もう一歩踏み込んで」お伝えする事が重要です。
《誰に:呼びかけ》
前回も記載しましたが、表紙でもいいので「どのような方に必要な商品なのか」を明確にすべきです。
「関節の痛みに悩む方」
「お通じをすっきりさせたい方」
「今回こそダイエットを成功させたい方」 などです。
パンフレットを読む方が「その気になって」ページをめくる導入として記載します。
(コンプライアンス基準にもよります)
《何故いいのか:複数視点から良さをアピール》
●悩みの原因●
お客様が持つお悩みの原因が何にあるかの説明
その原因を分かりやすく、また何か新しい情報があるとより良いコンテンツになります。
●原料・素材●
その悩みに対して、効果を持つ素材が(たくさん)入っている
また、可能な範囲でのエビデンス
OEMメーカー頼りではなく、情報を自分で探してみましょう。
画像検索・英文検索・PDF検索など、幾つかの方法を用いると、掘り出し物の情報が見つかる事もあります。
●こだわり●
他社との違い、自社のその商品に対する思いや開発意図など
「こだわり」は通販商材の命ともいえる部分です。
強力にアピールしましょう。
●販売実績●
「だからこれだけ売れている・喜んでいただいている」という実績
「〇〇でNo.1」「〇〇の評価が96%」といった文言やエンブレムなどです。
お客様への信用付け、「売れている(評価されている)物を買った」という安心感にも役立ちます。
●専門家の推薦●
お客様のお悩みに関係したプロによる商品お薦め
訴求が関節系サプリなら医師や理学療法士、コスメなら美容専門家、食品なら有名シェフや管理栄養士といった方々による推薦は、商品に「お墨付き」を与えるうえで大きな効果を発揮します。
直接は言いにくい事(例えば「使うべき」「飲むべき」)も専門家に言ってもらえるというケースもあります。
御社の商品パンフレットには上記のようなコンテンツがきちんと活用されていますか?
商品パンフレット以外に独立したツールでご用意されている事もあるかも知れませんが、もし欠けているものがあるようでしたら、折角コストをかけて獲得したお客様が少しでも長く続けてくれるように、早めにツール修正されることをお薦めします。
次回は通販の商品同梱ツール(販促物)の考え方 (5)
~利用法・飲み方ガイド~です。